今春から戸塚スポーツセンターの所長に着任した 後藤 喜彦さん 上倉田町在勤 32歳
人とまち、つなぐ情熱
○…戸塚スポーツセンターの所長に着任。7年前にも副所長として同所に勤務しており、コロナ禍を過ごした。「所長としてどうやって人を動かすか、どう地域の人と関わるか。ここが今の課題」。仕事を始めて10年の節目でもあり、これまでの勤務地を振り返り「戸塚は町内会や商店街の中に、アツい人が多い。自分も負けないくらい率先して行動しないと」と意気込みを語る。
○…小学校で野球、中学で剣道とスポーツに勤しむが「みんなと同じことができない運動音痴なんですよ。それでも母が根気強く指導してくれて続けてました」。高校ではアメフトに熱中。一度は選手も志すが、数学教師になる夢を叶えるため進学。しかし、その夢も家庭の事情であきらめざるを得ない状況に。就活では多数の内定を獲得するが「就職予定の企業のインターンで、予想以上につらい仕事だと気づいた。40年間、この毎日が続くと思ったら……」。内定を辞退し、人生の岐路に立った。
○…新たな道を示してくれたのは、当時アルバイトをしていた金沢区のスポーツセンターの所長だった。「バイトでもう1年って言ったら、就職先を探せって怒られました」と思い出して笑う。後日、運営団体である横浜市スポーツ協会を勧められ、就職。それから10年。「人が好き、スポーツが好き」と晴れやかな表情を見せる。
○…今年3月に結婚。「奥さんの料理が本当においしい。幸せ太りを実感してます」とはにかむ。人生でも大きな節目を迎えた今のテーマは「情熱」。運動が苦手な子どもも健康維持をしたい高齢者も、すべての人が気兼ねなく訪れられる場所づくりを目指す。「皆さんと一緒に、スポーツで戸塚を盛り上げていきたい」
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