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五月病・六月病は自律神経の乱れ?
今年の春は予想外の強い雨が降ったり、朝晩と日中の気温変化が激しかったり、天候不順な日が多いように感じます。
毎年ゴールデンウィーク明けは、やる気が出なかったり、下痢や不眠など、自律神経のトラブルによる症状で悩む方が多く、「五月病に要注意!」といわれてきました。
また、最近では五月は何とか過ごせても気力が回復しないまま「六月病」に移行する方もいます。いずれも適応障害の一つと言われていますが、六月病は五月病よりさらに深刻で、うつ症状の一歩手前の危険なサインといわれています。
中医学では、春は「肝(かん)」の季節とされ、春特有の生活環境の変化や気候の急変などのストレスが、全身の「気(き)」の流れを調節する「肝の疏泄機能(そせつきのう)」を妨げ、自律神経のバランスを崩します。
気が滞る(気滞(きたい))と、イライラするだけでなく「脾(ひ)」(胃腸)の働きを妨げ、食事から「気(き)や血(けつ)」の活動エネルギーが作れなくなると無気力(気虚(ききょ))になってしまいます。
前回お話したPMSを発症しやすい人は、五月病も発症しやすいと言えます。中医学では、疏肝解鬱薬(そかんげうつやく)で気滞を解消し、補気健脾薬(ほきけんぴやく)で脾の気虚を改善するなど、予防にも治療にも対応することが出来ます。
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五月病・六月病は自律神経の乱れ?5月22日 |
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