多摩市内で子ども食堂を開設する一般社団法人ハピプラの代表理事を務める 宮田 幸太さん 都内在学 17歳
子どもに頼られる場所に
○…関戸にある「ミチカフェ」に来月、子ども食堂をオープンさせる。「よくある子ども食堂というだけではなく、子どもたちが気軽に過ごせる場所にしたい」と意気込む。通信制で全国にキャンパスがある高校に通いながら、昨年11月に一般社団法人を立ち上げた。多摩市若者会議を運営する合同会社ミチラボの高野義裕代表と知り合ったことがきっかけで、多摩市での子ども食堂の開設が決まった。
○…中学2年生の時、高知県で任意団体を設立し、子どもの居場所づくりに携わった。きっかけは友人に誘われて行った子ども食堂だった。「居心地が良くて、皆勤賞をもらえるほどでした」と笑う。子ども食堂を運営していたNPO法人の代表理事による「自分のことは自分でやる」という方針に共感し、手伝いやスタッフリーダーを任せられるなどして過ごした。コロナ禍になり子ども食堂が閉鎖されると「自分でもできることをやってみたい」と勉強し、団体を立ち上げた。
○…「ジブリアニメのモデルになった場所にも行って、自然豊かなまちだなと思いました」と多摩市の印象を語る。旅行に行って写真撮影などをするのが息抜き。将来は看護師になることをめざし、大学進学のために勉強に励んでいる。医療ドラマを見たことがきっかけだという。「誰かの役に立つ仕事がしたいと思っています」
○…「自分たちの特色のある場所にしたい。何人ぐらいの子どもたちが来てくれるかな」と期待に胸をふくらませる。任意団体の時に実施した高知県の自然に触れる夏休みの宿泊体験イベントを、今年も160人規模の参加者で行う。「団体を運営し、子どもたちと過ごすノウハウは培った。交流する時間が楽しみですね」
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