昨年12月からこれまでの健康保険証が廃止となり、マイナ保険証へと移行された。平塚市・大磯町・二宮町で活動する平塚歯科医師会の簑島利文会長に、マイナ保険証の利用状況や、今年度の会の取り組みについて話を聞いた。
電子カルテに移行
簑島会長が院長を務める簑島歯科医院(大磯町)では、今年1月までの利用状況は42%という。全国平均は40%ほどとのことで、少し超えている状況だ。
また国では、マイナンバーカードの診察券利用を推進しており、再来受付機の改修に補助金を出している。
簑島会長は「今後、国は電子処方箋と電子カルテを9月までに整備するように言っていますが、電子処方箋について、歯科では扱う薬が少ないことに加え、院内処方の歯科が多いので、導入している医療機関が少ないのが現状」と課題をあげる。
若手会員の増加
近年、歯科医院の増加もあり、平塚歯科医師会には現在、30代から80代まで150人ほどの会員が所属する。若手の歯科医師も増え、会の委員会活動などの活性化にもつながっているという。
口腔検診を実施
昨年度から隔年の実施になった「集団口腔がん検診」を今年度は開催。時期は未定という。「口腔がん検診は、市や町の成人歯科健診のオプションで受けることができるので、かかりつけ歯科で受診してほしい」と呼びかける。
歯の健康フェスタ
6月1日(日)には、二宮町にある生涯学習センターラディアンで「歯の健康フェスタ2025」を実施する。フェスタでは「災害時における口腔ケア」と題した講演会を開催。講師は、平塚保健福祉事務所の古川清香歯科医師が務める。
7月13日(日)には、ひらしん平塚文化芸術ホールでフェスタを開催。同会では「ブースを回ると景品がもらえるので、家族みなさんでご来場ください」と参加を呼びかけている。
DX化を推進
2年前から実施しているDX化では、これまでFAXだった会員向けの案内をメールに変更。また、昨年度はホームページもリニューアルし、会員ページの充実を図った。今後は、市民や町民に対しても情報を発信できるよう、取り組んでいくという。
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